WordPress引っ越しに便利なプラグイン
ブログ→WordPressへの引っ越しではないですが、WordPressを別サーバーに引っ越しする際にとても便利なプラグインが All-in-One WP Migration です。
ユーザーのログイン設定からはじまり、記事画像はもちろんプラグイン設定まですべてをまるごと引っ越してくれる便利なプラグインです。
今回はこのプラグインの説明ではなく、これを使って引っ越ししようとした際に手こずった事例を紹介します。
引っ越しプラグインの事前設定
このプラグインでサーバー移転をする際には、移行元WordPressと移行先WordPressの双方に、このAll-in-One WP Migrationをインストールしておく必要があります。
通常の設定ですと、WordPressでアップロードできる上限サイズは2MBですので、それを移行データ以上の設定に変更する必要があります。↓50MBに引き上げています。
.haccess で変更する方法
php_value upload_max_filesize 50M
php_value post_max_size 64M
php_value memory_limit 128M
php_value max_execution_time 300
php_value max_input_time 300
php.ini で変更する方法
サーバーの仕様によって、この変更手順が異なりますが、サーバーパネルのメニューに編集機能があるものや、FTP接続してファイルを作ってアップする方法でもOKです。
upload_max_filesize = 50M
post_max_size = 64M
memory_limit = 128M
php.iniでの変更はサーバー全体に影響するので、ディレクトリ単位で変更をかけたいときには、user.ini というファイルをつくっての反映も可能です。
上記いずれの場合にも、post_max_size > upload_max_filesize の数値設定でないといけません。
引っ越し後、記事を更新しても保存できない
サーバー移転は完了しましたが、問題が発生しました。
新規で記事を作成してもタイトル以外保存できないのです。画像も新規でアップできません。
原因を探ること2時間。夜も更けていたので一旦諦めて寝ました。
起きて頭スッキリで思い付きました。データベースがもう受け付けないほど容量が圧迫されているのかな?圧迫している原因は何かな? と順々に考えを整理していく中で行き着いたのです。
user.ini でアップロード上限を1GB に広げていたのです。 できる限り大きい方が引っ越しプラグインにとっていいだろうと考えての設定数値でした。
upload_max_filesize = 1000M
post_max_size = 1000M
これが怪しい?と感じて、これをコメントアウト(無効) これで問題解決!!でした。
結論
プラグインにはまったく問題ございません。
ファイルのアップロード上限を大きく設定したことで、データベースの保存領域を圧迫した?!のだと思います。移行データ+α程度のサイズでPHPの変更を行うべきでした。
さらに、移行完了後は、アップロード上限をデフォルトの設定に戻すことがベターかと思います。
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