まったくのIT未経験でWEB業界に飛び込み、10年歩んだのち脱サラ、現在はフリーランスで歩むKOMOです。
WEB業界に飛び込んで自分の限界を知る
WEB会社に経験ゼロで飛び込んで、デザインやプログラムの能力ゼロの営業だけの立場から、色々と限界を感しました。1年間はなんとか我慢して営業メインで取り組んだのでした。
クライアントのヒヤリングから要件定義、デザイナーやプログラマーとのコミュニケーション。私の性格もあって、思うようにデザイナーやプログラマーを動かせない中で、クライアントのイメージするものをなかなか実現できず悶々とすることが多かったです。
WordPressに出会って活路を見出す
当時、自社ではWordPressを使ったサイト制作の実績はありませんでした。クリエーターたちは誰も作れません。そこで、勝手に密かに時間をかけてネットで調べました。
そして、大阪で一番格安でWordPressでサイトを受託している会社を探し、社長に直接会いに行って、一つ試しに依頼することにしました。
制作過程から観察し、さらに納品されたサイトを解体するように研究しました。phpも理解できない当時の自分でしたが、WordPressの構造からはじまり、ファイルに書かれた様々な関数をネットで調べながら、独学でWordPress立ち上げができるようになりました。
可能性を見出せたので、当時は息を吹き返したようにエネルギッシュに取り組んだ記憶があります。なぜなら、社内にいるデザイナーやプログラマーと通じないコミュニケーションの時間がもう不要になったのからです。
WordPressには世界のデザイナーがつくった数多くのデザインテーマがあり、プログラマーが開発した数多くのプラグインがあるからです。独りなのにチームメンバーが一気に増えたように気分になりました。
WordPressカスタマイズを研究する
それからはどんな依頼でもWordPressを使って解決できないかと考えるようになり、ひと月に20個くらいのペースでWordPressを設定して触るようになりました。今のようにサーバー標準の簡単インストールがなかった当時ですから、データベース作成からはじめて、wp-config.phpファイルを記述して構築する手順ですが、面倒ですがなぜか楽しかったです。
私に課せられた次の課題は、既存テーマからのカスタマイズでした。スタイル変更だけでなく、プラグインを駆使してもできないことを、コアのphpファイルを改良して実現するというレベルの高い作業になってきました。
それはひとえに、クライアントが突きつけてくる要望ゆえに私のスキルを引き上げてくれたように思います。それは今でも同様です。フリーランスで受注するお客様の依頼一つひとつが未知の課題であるとき、苦悩もありますが、自分を一段引き上げてくれるチャンスにもなっています。
WordPressで出来ないことはなくなった!
既存テーマのカスタマイズを覚えて、今度はデザインをWordPressテーマに落とし込む作業まで覚えると、視界が一気に広がり、怖いものがほとんどなくなって来ました。
もちろん、自作プラグインをつくれるほどの技量は持ち合わせていませんが、やりたいことの大抵のことは自分でカバーできるようになりました。
WordPressの時代に、そして今後を見据えて
WordPressよりもMovableTypeというオープンソースで更新管理できるホームページを受託していた当時からすると、WordPressが完全にそのシェアを独占するような市場の変化がありました。
今ではWixをはじめ、ノーコードのツールは出回っていますが、やはりWordPressで自分のサイトやブログを管理する流れはまだ当面続くように思います。
今の時代、企業も個人も発信して価値提供できるかが存在価値に大きく影響するようになりました。その意味で、ツールがWordPressであろうが別のツールであろうが、それを使いこなしていかに発信するかのほうがポイントになっています。
今後、管理者として、自身がホームページやブログをきめ細やかに管理できた法人や個人が一歩先を行けるように思います。
個々人はブログで自分ブランドを
ブログは万人に平等にゆるされた機会だと思うのです。一人ひとりそれぞれの考え方や感じ方、行動があるように、それをブログで表現するだけ、個性を発揮できると思います。自分ブランドのコンテンツ発信です。
だからこそ、その最適なツールとしてブログを活用してみてはと思います。さらに、そのブログをWordPressで持つことをもっとおすすめします。思うようにやりたいことがしやすいからです。
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